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[120125] ‡待人‡
漆黒の黒髪に
瑠璃色の瞳
薄紅の頬に
深紅の唇
牡丹の簪揺らしながら
向かうは約束の場所
櫻の花弁舞い散る丘に
今宵も少女は訪れる
出逢い
言葉を交わし
見つめあった
思い出の場所−…
けれど今は彼は居ない
どこか彼方へ行ってしまった
白い吐息を首に絡ませながら上を見る
冷たい風が少女の髪を揺らす
薄紅の花弁が風に舞えば
薄紅の頬を雫石が飾る
そんな夜更−…
2008/01/31
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