| 詩人:おるふぇ | [投票][編集] |
急勾配の坂道を
うんとこしょ、うんとこしょって
汗をかきかき登っていくよ
この山の道端に芽を出した花々は
どれもみんな純粋な想いで
少しばかり気の早い春を待ち焦がれているんだ
今は冷たい北風に凍えてしまう冬でも
梅の花も
桃の花も
桜の花も
みんな鮮やかに咲き誇ろうと準備をしているよ
僕は立ち向かっては何度も跳ね返された
巨大な壁の前で歯を食い縛っているよ
《決して死なない言葉を
魂の深淵に放て》
みんな元気でいるかな?
卒業と入学の季節に
花の色と重なって
共に過ごした仲間の顔を思い出す
人生はどうなるか判らないね
みんな散り散りになった
それぞれの未来を胸に花咲かせようと
うんとこしょ、うんとこしょ
一体どこまで続くんだい?
小さな花の芽に訊ねても
花は黙って風に揺れるだけ
まるであなたのように
いつか乗り越えられるかい?
そよそよと吹く風に聞いてみても
声だけが涙を泳ぐだけ
梅が咲いたら
手紙を書こう
桃が咲いたら
写真を撮ろう
桜が咲いたら
あなたに送ろう
少し疲れただろう
春はもうすぐそば
今はここで笑っていよう
涙を拭いて休んでいよう