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[12293] 新緑 【葉っぱの一生】
詩人:evans [投票][編集]

2004年 GW

晴れ渡る空に強い日差し
真夏のような暑い名古屋での1日
同業の友人と半年ぶりの再会
案内された診療所から望む
広大な工場敷地と木々
名古屋港に面する大通り
黄緑に輝く街路樹

5月の爽やかな風に吹かれた
心地よい日差しの1日
東京都港区六本木
外国人や老若男女を越えた
カップルやファミリーで賑わう
東京の新名所
FM局のイベントが盛大に開催
計画的に造られた花壇に咲き誇るツツジ
それを包み込むように広がる
街路樹の若葉たち
東京都北区赤羽
ふと立寄ったお洒落なカフェ
桜ブレンドティー
大きな窓から望む
駅前ロータリーと街路樹

日差しと強い風に吹かれた1日
東京都文京区後楽
東京ドーム・プリズムホール
骨董フェアでひとときのタイムトリップ
歴史と最先端の情報文化の交じわる街
水道橋・神保町・秋葉原
街路樹が懐かしさを感じさせる

台風の如き風雨に見舞われた1日
自宅でレポートに取り組む

どんより曇った肌寒い1日
雨上がりの午後の街を歩く
初めて立ち寄る老舗カフェ
銀座みもざ館 そして日比谷公園
最初で最後の出会い
ビルの谷間に広がる新緑と噴水が
自己を省みること
原点に返りことを教えてくれる

葉っぱの一年はひとの一生
芽吹き 黄緑に輝き 青々と茂り
色付き 枯れて土に還る
1枚の葉っぱにも喜怒哀楽の人生がある
葉っぱも人も温かさや試練があって
成長していくことを新緑が教えてくれた

2004/05/18

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