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[123119] 命の限り〜花が咲く迄
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

前は今書いてるみたいな詩を書きたいと思ってた 思ってたけど

いつかまとめて全て消え去ってしまう
それなのにまた僕は高みをまだ目指す
そこにたどり着きたいよと言っている

それはたぶんいつか誰かに認められたいと心から思っているから
だから全てがたとえ嘘や幻で過去に流され片づけられて終わってしまっても 刻むことに意味はあると見いだしたときからそう思えるようになったんだ

少年ロケットは月まで進む 全速力で
新しい日々 巡り来る明日という今日
溶けだしてくるみたいにまた始まるよ
言葉と言葉を繰り返し嘘と言い訳も積み重ねてきただけで
ロクに苦労を味わうことなく大きな失敗もなく平穏にここまでやって来たけど
今までこれが正しいと思ったことは一度もないしかといえ間違いとも思えないから断定することはまだ出来ないんだ
最先端のエンジンは相変わらず最高潮
どこまでも数万馬力さ 唸りは 平均並
だけれど気にしない 気にしない

いつか少しずつ 僕という少年ロケットは 大人へと転進していく
そのたびそのたび
言葉は厚みを増していき溢れていく

それでも伝えていきたいんだ
いつか何もかもが全て崩れ去ったとしても
それでも歌っていきたいのさ
いずれ跡形もなく消え去る僕らだからこそ

僕は命の限り 自分の人生に立派な花を咲かせたいよ oh
目立たなくてもきれいな花を たくさんの花の下で埋もれながらでもいい 歌いたい 何度も何度でも答は一生使っても出やしないくらい疑問の多さや増殖の速さにはほとほと疲れるけど
そのたび そのたび
書いていくよ 命がつきるまで もどかしさを残す結果を招こうとも どんな終わりになっても

変わらないものが心にあるのさ
変わらないものは心の中にある

輝きながら 輝きながら 輝きながら 終わりの日まで僕をああなんて言いながらも照らす。

2008/03/18

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