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[123392] 生まれる権利
詩人:遥 カズナ [投票][編集]


たとえ生まれてから直ぐ
藻掻き苦しみながら
死んだ赤子がいたとしても
誰かのせいも残酷も意味が無い

そもそも
生命と言うものは
針の穴等と言う言葉で理解できる範囲を遥に越えて狭く やっと生まれ抜け出て来るものなのだから

生きる機会を一瞬ですらも垣間見えたなら
それは全く完全な無よりも果てしなく幸せの筈だと理解すべきだ

それを嘆く事
憤る事
私達に与えられた自由
戻らない一瞬一瞬
謙遜である事
幸せ

誰も誰の不幸も蔑む必要は無い





2008/09/14

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