| 詩人:快感じゃがー | [投票][編集] |
誰にとっても
大切なものを
潔く、
差し出してしまえる
その姿は
格好良くて
美しくて
儚くて...
ただ、切ない
だから
戦場の兵士も
娼婦たちも、
私は、
同等の尊敬に値する
人々だと
思っていたし
そうやって、
その目に
映してきた
けれど
そこに痛みや
快楽しかないのなら..
勇気と呼ぶには
辛い現実
「美談にするには、
かなしい写実」
いま
心の臓を
撃たれた人がいて、
いま
ひとつの命を
不意にした人がいて。
いつの日も
這いつくばるのは、
この世の
さだめなのか
秤にかけるには
悔しいよ
どちらも
本能には
違いないが..
秤にかけるには
あまりにも、
あまりにも
残酷で...
悔しいよ
私は、右を歩きすぎていたのかな