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[123669] アイロン
熱をこぼした
たったひとつの記憶に
焼け付き焦げた穴は
おびただしく向こう側を晒す
大きくて
手のひらなんかには
収まる事は無い
気高くて
様々な色を纏う
ダイヤみたいだった
ただこうして
ここに立ってるだけなのに
雨は止まないまま
スピードを加速させてゆく
熱をこぼした
たったひとつの記憶に
焼け付き焦げた穴は
おびただしく向こう側を晒す
煙がたった時
遠のく意識
別々の愛を持って
2008/03/28
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