過去ログ
〜 過去ログ No.124267 の表示 〜
[124267] 永遠
夢を見ていた
すべて満たされていて何も無い世界で
まるで嘘だらけの虹を追いかけて
青い土へ還る
そんな夢
眠りから覚めて
顔を上げると
恥ずかしげもなく咲き誇る春
もう緑色の太陽は傾き始めていて
街に愛おしい影を落としていた
遠くで子供の声
さよならの響きが
余りにもかなしいから
欝陶しい程晴れた夜に
星にまみれて
幾つも約束を交わそう
積み重なった嘘が
いずれは本当になるように
2008/04/07
[前頁] [投票する] [次頁]
-
詩人の部屋 -