詩人:フィリップ | [投票][編集] |
三分だけ
自分を振り返ったり
人生論を考える日々が続いている
ふやけそうな気がして
それ以上は考えていない
明日を前にしながらも
今日、昨日、一昨日と
僕は時間をさかのぼりながら漂っている
ポットの中に
ポツリと浮く言葉
それはまるで
上辺だけの心みたいだ
今を落とさないように
無くさないように
抱き締めたいのは
僕がまだ
生きていたいからだ
死にたくなんかないんだ
表情で死にたいと考えても
心はいつも
真実しか語らない
三分だけ
今日も人生論を唱えてみた
それ以上は唱えない
伸びたり
ふやけたりした時が
人間ごっこを
止めるときだ