同じ籠の中に二羽の鳥こっちの一羽は「この籠の中は狭過ぎて退屈だ窓の外の鳥たちは自由に大空を飛び回りきっと毎日幸せだろう」自分は不幸な鳥だと毎日嘆いていたもう一方の鳥は「窓の外の鳥たちは雨に打たれ風に吹かれお腹を空かせているだろう籠の中にいる自分はいつでも快適な暮らしが出来る」そう言って自分の幸福を毎日噛み締める様に喜んでいた同じ籠の中に二羽の鳥同じ籠の中でも望む事は違うんだ幸せ者か不幸者か決めるのは自分だ
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