詩人:knemo | [投票][編集] |
胸が「キュン・キシュン」
くしゃみしたら
嬉しい嬉しい
キュンフルエンザの感染です
恋が実る病です
壱/天文学数字分の確率
で感染する恋愛の病
運良く僕は感染しました
嬉しくて嬉しくて
家族や友達に自慢して
ほんのひとときの
幸せに浸ったぼくは
つい心地好く寝てしまいました
〜 それから翌朝〜
僕のくしゃみも病もすっかり治まり
いつもの朝にかわりました
好機を物に出来なかった僕に
追撃の知らせが届きました
病の間に欲を張って密かに
想いよせるあの娘を宣言しなかった事で
実ほのかに僕に想いを
よせていたあの娘が僕を
諦めて他の誰かと幸せになったことを
僕は大好きなあの娘と
一緒になれなかったけど
キュンフルエンザの免疫ができました
【熱い心は早く素直に】
またどこかで誰かの
「キュン・キシュン」が
聴こえるような春の朝です