詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
何処までも広がる僕の想像がつくり出した大きな心の畑
昨日の畑に種を蒔いておいたから今日の終わりには もう
きれいな明日という畑が出来上がっている筈だ 耕してならした土の上にいくつもの日々が咲き誇る
それは見えない種で咲く畑だ
けれど目に見えている今がその証
昨日埋めた種が芽を出し今日になったから その種が実りの時期を迎える すなわち昨日が新しい今日になったなら花は咲く 今日という花が昨日と同じ畑に
花が咲く畑はひとつ
けれど その畑に咲く花の数は様々だ
だからこそ巡り来る1日1日が違う顔を持っているのです
そしてきっと明日も咲くのでしょう
今日が昨日蒔いた種から咲いた花だとわかるような今があるように その証はまた明日にも僕にすばらしいまだ見ない新しいような懐かしいような景色を眺めさせるのでしょう
此処に そこに
今日があるから昨日蒔いた種が咲いた花である今日が近くにあるから 僕は今日を生きるんだ
何度も何度も過去を振り返り蒔いた種の果実が実れば夢も甘く熟し叶うのかもしれない
そんな事の繰り返しで僕は生きてこれからもその繰り返しが僕を生かし
変わらないからこそのありふれているからこそ感じれるただ当たり前な幸せが僕の心にきっと咲くんだ
ぱっと花びらが開くようにゆっくりとした時の中で急ぎ足の僕だけが知っているはかなさや切なさも明日もずっとずっと忘れないで記憶の中で覚えているのは二度と戻らない今日の僕で生きられない今日というかけがえのない時間を忘れないようにしておくために僕は今日も昨日から引き続き感じてる悲しみに涙する
巡り来た1日に目覚めた瞬間に今日だと気づくまでずっと僕は変わらない自分で生きてる幼い僕のまんまでその時のままでいるつもり
もう過ぎた日は返らないとどこかでわかってるのにしてしまう強がりもそのために失うものの大きさを知ってるが故の事で。