詩人:雪 刀寿 | [投票][編集] |
時間屋さんは、大時計の後ろで せわしなくねじを巻く
みんなで叫ぼう
「少しは休めよ」
空気を止めて、
秒針もストップさせて
この春
なんか こう、盛んに鳥が交尾する鳴き声を聞きながら、
人格なんぞが出来あがってゆくシーンを いやっちゅうほど見てきた
けど、
ゆっくり じっくり ブレーキをかけることの方が難しい
インド人になったように ゆったり大海原のなぎで
浮き袋の寝枕に 乗っかって浮いて
あくびしながら、鼻をムズムズひくつかせろ
休んでても、リラックスの息をしてるからね
女の子は散っちゃう。
中身がしっかりしてんのに、はるか遠くの宇宙まで意識が飛ぶし
男の子には 中層の力があり、
うわべと遠心力をつなぎとめる現実になくてはならない働きをする
ただ居るだけでもこうだからねっ