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[125884] 5月の駅
詩人:のこ [投票][編集]

駅前に長い髪の女の子が
一人
髪で顔を隠して泣いていた


軽トラックが通る度に
立ち上がっていた

灰色の雲 5月の夕立
冷たいスコール
エスカレーターの下に
逃げ込んだ女の子

忙しい雲の動き
ビルとビルの隙間
あなた色の夕日差し込む
女の子は空をずっと見つめ
待ち人を想って願っていた



¨会いたい¨と


近いようで遠い日
ある5月の出来事

今年も駅前に
のびた髪の女の子が
一人

今年は落とした涙
拾いに行ってあげるから

もう 泣かないで

2008/07/05

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