詩人:knemo | [投票][編集] |
五月雨が頬なぞる日は
決まってあの日の君を思い出す
背中に弾いたしずくは
遠い昔の君の涙
永遠に消えないのは
背中に残った君の涙
ずっと濡れていたいこの雨
君に今どうなのとは言えないが
こうして今の君の肌を感じる
そして悲しい涙を感じた
あの時がどうだったとは言わないが
今も君を想っていることは確か
背中に残った君の涙が
音も無く雨に吸い込まれないように
君が雨が止むまでに帰さないように
抱きしめよう 手を握ろう
ずっと濡れていようこの雨に
大事にしようこの涙も
背中に残った涙も