彼女が好きなの
たとえあたしを見てなくても



その 消えそうな
切なさが好き
今にも死にそうな
儚さが
愛しくて 彼女の世界は
いつも真っ白
ときどきピンク



彼女には好きな人がいるの
素直で一途で 可愛いのね
だけどわたしをみてはくれない
あのこはもう 一人で生きていけるから



悲しいよ お母さん
誰もあたしの名前を
呼んでは くれないヮ
あたしはもう
此処にはいないの？
寂しい、、



誰かがね もう一度
手を伸ばしてくれるのを待ってた
もう何も覚えてないけど
そうだ あたし
彼女の笑顔が好きだった
なんにも憶えてないけど




裸足でね 細い腕
白いワンピースが
似合ってた
長い 淡い綺麗な髪
透けるように
カーテンにくるまって
歌ってた 彼女
小さな 声で





たすけて、 って



あたしが此処にいたのに