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[126191] ぼくの空
詩人:秋庭 朔 [投票][編集]


細胞は
刻一刻と死に続け
刹那刹那に新しく
生まれ変わってゆくのに
自我だけが頑固に
しがみ付きたがる

激しい雷鳴も
重く淀んだ暗雲も
何時までもそこに
留まってはいない

目を閉じて
静かに呼吸すれば
ぼくはいつでも
澄み切った空になれる

変えられない現実も
自分が変わるだけで
晴れ間が見えてくる





2008/05/12

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