詩人:花 | [投票][編集] |
跡形もなく消え去った12月空から降る雪は今年初めて地面を真っ白に染めた
何処から前を後悔したらよいのか
何処から先をやり直したいのか
なんだかもう分からないや…
疲れた…途方もなく疲れた
頭ん中この雪と同じ真っ白
喉だけカラカラ
腹ん中は常に満腹
だのに 腕や足に全然力が入らない
目を瞑っても もう君は見えなかった
いつか何処かで とか
見えない明日に期待するなんて…
さよならの意味を履き違えてる
いつか何処かで とか
万が一の運命に期待するなんて
さよならの意味を知らなさすぎる
もう いつか も 何処かもありはしない
温もりも 言葉も ありはしない
偶然も 気持ちも ありはしない
僕の未来に 君はいない
君の未来に 僕はいない
激しく切なく 緩に温かに君を求め 僕を求め
不確かを確かに変えようとたぐりよせ 抱き締めあった
確かに 在った
確かに 逢った
事実だけ過去に残して
今は刹那に過ぎ行く