他のモノ全て消えてしまった様だ星の無い夜に独り輝る月の様だふと消えたと思ったらあっちにぼんやり輝いてさあっちに消えたと思ったらさこっちにぼんやり輝いてさしっかり掴める様なモノではなくて追いかけるのに必死だ掴むと足元に灰の様にサラサラとまたぼんやりと追いかけて弱弱しい灯りを求めて生きている何も無い暗闇の中で闇に怯える事も忘れてぼんやりが消える事それだけをただただ恐れてる生きるには最低限なモノさえあればいい
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