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[128307] 依存症
詩人:ℒisa [投票][編集]

他のモノ全て消えてしまった様だ

星の無い夜に
独り輝る月の様だ

ふと消えたと思ったら
あっちにぼんやり
輝いてさ

あっちに消えたと思ったらさ
こっちにぼんやり
輝いてさ

しっかり掴める様な
モノではなくて
追いかけるのに必死だ

掴むと足元に灰の様に
サラサラと

またぼんやりと追いかけて

弱弱しい灯りを求めて
生きている

何も無い暗闇の中で
闇に怯える事も忘れて

ぼんやりが消える事
それだけを
ただただ恐れてる

生きるには
最低限なモノさえあればいい



2008/06/25

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