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[129150] Mr.Lavender
詩人:快感じゃがー [投票][編集]




街の静けさに
ただ、身を委ね

俯いた日を
カレンダーに印した



流星群に、いま
願いを込めて

遠く見つめる
空は

深く淡く



ラベンダーの香りで
もう一度、

あなたのことを思い出すの



生温い風が
居心地を悪くして

また

霞み消えそうになる
すべてが



誰かの影を、揺らめかせる



そう。

想いを重ねてみるだけじゃあ

世界は掴めないことを
知りました



だけど

私だって、
日々

大人の顔つきに
変わっているんだ



何の歩みも
ないように見える

夜だって

心は確実に、
日々

強くなっているんだ



もう

涙で明日を
滲ませたりはしないと

誓うから



自分で
自分を傷つける約束

なんてしないから



幻じゃないなら
この、目の前の扉

手をかけても...いいですか?



あの日、
描いた"理想"まで

あと少し




2012/04/20

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