ホーム > 詩人の部屋 > 過去ログ > No.130000-130999 > No.130568「さようなら」

過去ログ  〜 過去ログ No.130568 の表示 〜


[130568] さようなら
詩人:凪都 [投票][編集]


黙って笑って
代わってあげられない
大きく息を息を吸い込んで

小さく遠くへ耳打ち。

自由の中 不自由に
いつか気がついたら
不自由の中 事由を探し
誰より自由に歩きだせる

そのはずだったらしい

空中の二足歩行
痛覚を忘れた人間
海中をとんだように
きって魚になりたかった
きって魚のようになれなかった






そして
そしたら
そうなった。ら。なんて
黙って笑って代わって

あげられない
あげられない

だから黙って笑ってみすてた


2008/08/14

前頁] [投票する] [次頁

- 詩人の部屋 -