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[130777] -恋(君)-
詩人:COIN [投票][編集]

恋なんて、もう
忘れかけていたのになぁ。

きみの笑顔、視線、声色に。
きっと常識なんて溶けてしまったんだ、

僕のメールに一喜一憂する君も
僕の声に安心して泣く君も
愛を囁かれて恥ずかしがる君も。

すべてが。
すべてが愛しくて。
愛しくて、たまらないんだ、と。


夜、すこし涼しい空気の中で
電波越しの声を聞く。

「きみの声が好きだ。」と囁けば
「声だけ?」と拗ねる君の声。

周りから見れば
くだらない会話かもしれないけれど。
僕は笑って
「全部が好きだ」って言い直すよ。

すきで、
すきで、
だいすきで。

こんなに、あたたかい恋を。
僕は今まで、知っていただろうか。




2008/08/20

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