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[131059] 君の味方
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


僕が願うすべては
君が願うすべてだ
そして
僕が祈る気持ちも
君が祈る気持ちさ

反比例してるように
いつでも重なりあう

願いは空に届くのかなぁ
こんなに何度でも願ったけど
月はいつものように輝きを放って
さびしげに光は揺れて部屋にさす

もう眠ろうか
今日は
明日も早いし
疲れたし

どうにも行かないことにおそれないで
そういう僕の声はふるえっぱなしだった
君の顔色ばかりうかがってた 小さな僕だった

今もし素直になれたら
ふたりのこれからは何となくだけどうまくいく気がするよ
だから目を閉じずに
真実を見つめて
その中で光を見出すんだ
その痛みはきっと強くなるための試練さ

さあ 歩きだそう
ただでさえ長い道
涙がほほを伝う
そんな日もあるよ

当然だよね
こんなに不思議なことばかり
僕が生まれたことだってさ納得できたわけじゃない
この今までどうにかこうにか歩いてきた道も振りかえればあんなにちっぽけで

ああ 霧が晴れたら窓を開けはなって
寝ぼすけの君を起こしにゆこう
僕はいつも早起き
君はいつも寝起きが悪くしばらくうなりながらもあとで笑ってる

それが幸せのカタチさ

ほら君の目に確かに映るまばゆい光
誰かの心の周りをつつむようにあたたかく照らしてる

いつでも目線をあげればそばに君がいる
いつでもそばに君っていう温度を感じてる

僕はそれだけで幸せで
君はどうなんだろうな
気になるけど聞かないでおこう

いつか聞かずともおのずとわかるから
心のポストに気持ちがつづられた手紙が届くから
ふたりは互いに放つパルスを感じあい

それを思ったまま形にする だから時々ずれてしまう
仕方ないよね

でもこれだけはわかっていてね
僕はいつでも君の味方。

2008/08/26

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