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[131351] 右手詩
柵と絆
紙一重
幾つになっても
理解していた現実に
感情で傷つく
錯覚し続けることが
幸せだなんて
そんな結論に
行き着いてしまった日は
右手で詩でも唄えよ
追ってくる潮の香が
少し
神経に触るから
右手で詩でも唄えよ
はずれた音階と
いびつなリズム
明日はいつも通り
抱えきれない程の
錯覚を以て
だから
右手で
とんでもなく優しい
詩でも唄えよ
2008/09/03
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