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[131636] 17
詩人:フィリップ [投票][編集]

黄昏溢れる教室で
抱き合った
その時の首筋の匂いが
胸をかすめる

穴あき風船をふくらますような
無駄な時間だけが過ぎていくようで
なんだか必死だった


何度手を伸ばして
何度涙を流して
生きてきただろう
心の軋む音がする
昨日と違う世界
あったっていいのに
僕にだって欲しいのに



体を震わせる君の声が
僕の心を探っている
泣き言に並べた言葉だけが
今の僕のすべて
あなたは僕の世界だから







イジメ撲滅ミュージカル
『あの時の声で』
主題イメージポエム

for2008.7.6

2008/09/10

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