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[132890] 
詩人:緋子 [投票][編集]

 
電撃が走ったように
長い髪はうなだれた


もう無理です、
ごめんなさい

何度も彼女は謝る


傷だらけの躰を、
これ以上抱えきれないと
彼女も
彼女の周りの人間も
突き放してしまった


長い髪で覆われた
細くて小さな腕を
大事に抱きしめる姿
何度も泣き叫ぶ
何度もめがさめる


本当は離れたくないけど
アナタにとってアタシ
足手まといになっちゃう
前に進めなくなるものね
もう、大丈夫だよと
手を引いて
やさしく放して



そうやって笑って、
アタシはまだこの暗闇に
独りぼっちなのだ。

2008/10/14

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