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[133033] 赤い鳥
詩人:おかだまい [投票][編集]

サヨナラも言わずに
飛び降りた

世界と戦った彼女
勝ち負けなどありはしないと

知っていたなら

光を知るからこそなお
光を欲しがる

それが当たり前だってこと

知っていたなら


その魂の儚さを
僕らは知らされて

それで

いつの間にか

忘れるんだろう


彼女の戦いの日々は

明日さえ見えない暗闇の中

一人ぼっちで溶けていった

たった一人で

落ちていった


だけど彼女はただの一人の名もなき少女


繰り返される

繰り返される

きっと永遠に


15歳のままの

あのこを残して

サヨナラも言わずに

飛んでった

彼女を残して



悲しいうたは嫌だけど


唄うしかないのさ

悲しみは消えない

だから
僕も
唄うことをやめない

ちっぽけな
感情でも
かまやしないから

2008/10/18

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