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[133053] わたしのたからもの
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

世の中で一番大事なものはなんだろう
お金なの?命なの?
あげられるものはたくさんあるけれど
どれも違う気がするしどれも大事な気がする
一番なんて選べない

でも誰にだって大事なもののひとつやふたつあるから
命懸けで守りたいものもあるのさ

でも世の中で一番大事なものよりも大切な事は
なにが大事でもその大事なたったひとつのものを最後まで面倒みて扱うこと
それができなきゃそれを持つ資格はない
それが命でもなんであろうとおなじさ

私にとっては
目の前で笑うあなたがこの世界で一番大事なもの 今はね

昔は一番だった
今でも一番それが大好き
それがいくつでもあることは素晴らしい
ひとつにしぼれなくても
一番を決められなくても
大事なものが多ければ多いほど人生も楽しくなる
だから今私を楽しませてくれるすべてが宝物
だけど時に悲しくさせる そんな人も現実も それがあってのものだねで
それがなくちゃありえない幸せだから
悲しみもせつなさもわびしさだって
結局は宝物なのね

幸せな事をうれしがり抱きしめる事が結局は悲しみを抱きしめる事とおなじだと知ったときから

なんとなく強く そして胸をはっていられるようになり
涙流す日さえ消えやしないけどかすかな勇気が僕を変えた

もう泣き虫は卒業さ

わたしのたからもの
作文にしたらなんて書くかな
わたしのたからもの
答なんて出せやしないけれど

ずっと それが
わたしのたからもの
いつまでも ねぇ
わたしのたからもの

私のこの胸の中で永遠に輝きつづけるひとつの星
私がこの世界のどこを探しても居なくなる日がきて
消えてしまっても
存在の影が残るように
宝物も残るの

それは心の中に
見えない宝物として
一番も二番もなく
すべてがおなじ光を放つ。

2008/10/18

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