詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
君は僕の心を予告もなくたちまちのうちに
華麗に盗み出してゆく正体もしれぬ怪盗さ
月も眠る丑三つ時
君はまた今夜も眠れる街の屋根を飛び交い
まるでチョウチョのような身軽なそのカラダと人並みはずれた身のこなしで
時価何千億もする宝石や金品を盗んでるのか
張り巡らされたセキュリティーもものともせず
不適な笑顔でターゲットを小脇に抱え夜の闇へと消えてゆく
君は誰なの?
いったい誰なの?
僕にはわからない
君のその秘密知りたい
だけれど僕は君の名前さえわからない
かわいい女の子なのか?
気障な男なのかさえ
変装の名人ともきくから本当の姿などわからない
僕になどとてもわからない
だけど見破れ
シャドウシルエット
スポットあてて
そんな僕は君と敵対する探偵小僧さ
そんな君を好きになっちゃった僕
好きになっちゃいけないのに
この愛の謎はどこまでも深い
君の正体とおなじように
ねぇ ガール…?
僕と一度お話を
仕事ぬきで
ねぇ お頼み申し上げ蹌踉。