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[134292] すいかの君
槍が降るこの大地
酒池肉林の最前線で
誰かが植えた露地栽培のすいかを
ただ一人
涙を堪えて守るあなたの肩を
僕はそっと守りたかった
でもきっと
どんなに辛くても
どんなに傷ついても
諦めないあなたは
僕の幻想でしかない
もう大人になった君は
すいかを抱えて笑う事もない
それは少し寂しいけれど
君がいつかまた思い出した時は
遠い月を見ながらすいかの話をしよう
あの日の笑顔と共に
2008/11/09
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