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[134725] 道ばた
詩人:おるふぇ [投票][編集]

ぴたっとくっついて
離れないように歩く恋人同士
いつまでもこうしていようと
なんともなしに思うけれど
これは一瞬だって
これは夢幻だって
そんなふうにも思う

今まで
長い間に育ててきた想い
風で飛ばされないように
雨に濡れないように
守り続けていきたい
せめて今だけは

ふれあい
そして
ふれあう
この肌
この温もり
教えてくれるのは
壊れやすいということ
とても繊細だということ
だから大切だということ

共に歩く道ばたで
いつもまっすぐに歩けないのは
一人ではどうしても
心が萎んじゃうから
二人でも時として
喧嘩しちゃうから
それでもこう言わせて欲しい
“この道のりに後悔はない”と

今もこうして
知らないうちに変わっていく
恋人同士
どんなに壊れやすい関係でも
この肌と肌の隔たりを
通り抜けてつなげるものがいくつかある
離れたりくっついたり
揺れて動きながらみんな
最後には大切なものを大切にしなければと
気づくんだ

ぴたっとくっついて歩く二人
にこにこの顔に光が差したよ
この道ばたでこれから
何があっても大丈夫
いつまでも歩き続けて行けるって
この温もりは
そんなことを教えてくれたよ


2008/11/16

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