詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
ひとりよりふたりで見る夕暮れのほうがいくぶん美しく見える
心なしかあなたといるとなぜか不安にしていることもこわくなくなるよ
だから ひとりよりふたりで生きていくことが君にとっても僕にとってもだれにとっても一番の得策さ
なんならやってみな
その身をもって確かめてみな
ひとりじゃなくてふたりでやれることのほうが多いだろ
それとおなじさ
ふてくされてないでさ
ほら ほら
差し出した手を握りなさい
あなたがだれより好きだから
この空に広がる夕暮れより ずっとずっとあなたが好き
そんな気持ちが愛をより美しくさせる
昨日より今日
今日より明日
そんなふうにずっと愛はおわりなく育ってく
いつかなんてなく
いつでもいろんな花が咲く
涙の花 笑顔の花
すべてがきれいな思い出の花
それを咲かすのは僕と君の中にある小さな愛の種
だから ふたりでふたりで花を咲かそう
また花を育てよう
枯れないように枯れないように育ててもたまに枯れるから
その時はまた丁寧に世話すればよみがえるさ
だからふたりで手をつなぎあってふたりの手で愛を咲かそう
愛を育てよう
ふたりの手だけがふたりの未来を描くことができるから
ふたりじゃないと描けないから
どうか まずは明日を描こう
真っ白なキャンバスに思い思いに描いてみよう
おなじ未来を夢見てるならうれしいな
土だけの鉢植えに種をうめて
なにがでるか確かめてみるのもまた楽しい
失敗やら悲しみおそれずにその先に待つ未知を感じるんだ
君と僕のふたりでさ
少しひらいてるドアのすき間から明日をのぞいてみよう
ほらステキな景色が見えるでしょう?
そうねと言いなさい
僕が変えてみせる
絶望的なビジョン
そのためには君の力が必要だから
この手のうえに君の手を重ねて…