詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
洗濯物をとりこむようにカンタンにさっさと悩みや迷いも片づけられたらいいのに…
洗濯物をとりこんで
そのついでに、みたいに
それでも迷いや悩みは時間を経ないと片づいてくれない
散らかったまま
いつまでも
もしかしたら何十年と僕につきまとう
だから僕の心はガン患者の写真みたいに影だらけだ
不安や悩み不満という影だらけだ
たばこを吸いまくってる輩の肺みたいに真っ黒だ
真っ白なのは空っぽの頭だけ
あぁ〜 なんだか悲しいな
咲いたばかりの花さえ枯れる
あぁ〜 なぜだか切ないな
治ったばかりの病気さえすぐ再発する
そんな現状に今
人間どもはそれぞれ苦しんでんだな
それぞれがそれぞれのことについて
それから目をそらしたり時には向き合わなきゃならなかったり
逃げ続けていたり
つかまったり
いまだ捕虜だったり いろいろな現状だ
きっと それはそう
それはいつものことなのだけど
可笑しいくらい かわいそうなくらい
僕は今 痛いのです
この胸の下あたりがこうぎゅーっと押しつぶされるみたいに痛むのです
病気じゃないんです
検査済みなのです
ただそれは何回も言うようにいつものことなのだけど
ただ少しいつもとは違う気がするのはなんでかな
きになっててもしかたないけどもさ
現在地からのびているのこりの道を遠い目で眺めると気が遠くなりそうだ
これを歩き続けるとなるととてもいやな気持ちになる
ただ単にめんどうな訳がない
わかってよ わかってよ
ただ単に逃げたいだけなはずがない
わかってよ わかってよ
こんな僕の張り裂けそうな気持ち理解して何とかして
そしてまた増えてゆく
迷いの一つも片づいてないのに
そんなの無視して不安を置いていく見えない配達員
あぁ〜またか、とため息を吐く その動作だけできついよ
じっさい…