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[136410] しわしわの手
詩人:umi [投票][編集]

患者さんが手を差し延べた。
私は何も出来ない。
心が真っ黒で博愛の精神なんかいつの間にか何処かに置き忘れた。

それでも患者さんは私に手を差し延べる。

ただ涙がでるだけだった…
こんな私が看護師していていいわけない。

自分の心さえ救えないのに…

患者さんはそれでも私に手を差し延べる。

まるで何もかも見透かしていて
全てを許してくれているように…

2008/12/16

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