詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
僕と君とで
うたを重ねる
僕の野太い声と君の澄んだ透明な声で
うた合わせだ
カエルの大合唱
ゲーコ ゲーコ
ゲーコ ゲーコ
せつなさと悲しみもある けれど喜びは世界中降るんだよ
雨 雨 降れ 降れ
幸せと喜びの花は咲く場所を選ばない
あとはその種を探す努力をするだけで!
愛 愛 愛 愛してるよ
合唱の始まり
第一楽章
第二楽章
序章にたどり着くまで
時を司る指揮者がタクトを置くまで
振り続けられるタクトに合わせて二人不満顔で運命に踊らされ歌わされながらも
その中でちゃっかり愛してるから
お互い 悲しみやせつなさ
今がなければよかったとかイヤだといっても今がなければお互い出会えなかったからある意味よかったのかな
なんてたわいない話に花を咲かす
日々 考えて言葉にすることは歌うこと 合唱だよ 合唱だよ
毎日 日常 それはささやかな大合唱
だから ゲーコ
ゲーコ ゲーコ
愛する二人の大合唱
愛する二人の大合唱
愛し合うカエルの大合唱
君がゲーコと言えば
僕もゲーコと後から続く
そんなふうに日常のパートごとに歌う
この世界で 生きることはささやかな大合唱
小さな小さな合唱だ
だから明日も雨降り 青空 どんな空のしたでもなるべく笑っていようか、と
泣きながら 笑いながらゲーコ ゲーコ
その声はせつなさと喜びが混じり合った音(メロディ)
泣き笑いの日々
流れる涙を拭うための歌
だから愛すわけじゃないが
だから愛すわけじゃないが
それもまた一理ある
だけど前提は愛し合いたいから愛し合う
歌いあいたいから君とだけ歌いあいたいから歌いあう
ただそれだけの気持ちから始まった愛の歌
愛し合う二人の大合唱
互いを愛す証としてこのうたを…