切れ味が落ち曇り始めた私の手刀はもう大切な物さえ握る事が出来ない心に触れる事より斬る事ばかりに夢中で磨く砥石が貴方だった事に気付けなかった錆びた無銘の刀は鞘に張り付いてもう抜く事さえ出来ないまま床の間で埃に埋もれながら在りし日をただ懐かしむ
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