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[138113] 紙飛行機
詩人:かけてん [投票][編集]

暗闇に希望をのせた紙飛行機
どこまでいけるか分からないけど

絶命した君が笑顔で
天国にいけるくらいは

この世の先で、見ている君にも届くくらいは

心の涙が君に見えていたならば

僕の笑顔が嘘だと気づいているならば

どうしようもない悲しみに、どうしようも止まらなくなる涙が加わり

もはや人間でない悲しみの静かな野獣となってしまう

ならばいっそ
貝になりたい

その願いが天に伝わる前に君に伝わったら、
今度こそ僕も
絶望の果てで君と同じところへいくだろう

それでもなお
朝はやってきて
僕の心とは全く正反対の輝きにみちていく

だから朝さえ憎い

ああ、雄一の希望の紙飛行機よ
もはや墜落寸前の羽も折れた飛行機よ
それでもなお飛び続けられるのは
君と出会えたからなんでしょうか


2009/01/18

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