詩人:かけてん | [投票][編集] |
暗闇に希望をのせた紙飛行機
どこまでいけるか分からないけど
絶命した君が笑顔で
天国にいけるくらいは
この世の先で、見ている君にも届くくらいは
心の涙が君に見えていたならば
僕の笑顔が嘘だと気づいているならば
どうしようもない悲しみに、どうしようも止まらなくなる涙が加わり
もはや人間でない悲しみの静かな野獣となってしまう
ならばいっそ
貝になりたい
その願いが天に伝わる前に君に伝わったら、
今度こそ僕も
絶望の果てで君と同じところへいくだろう
それでもなお
朝はやってきて
僕の心とは全く正反対の輝きにみちていく
だから朝さえ憎い
ああ、雄一の希望の紙飛行機よ
もはや墜落寸前の羽も折れた飛行機よ
それでもなお飛び続けられるのは
君と出会えたからなんでしょうか