仰いだ空
落ちてくるような
錯覚を感じながら
流れる時間の中
浮かんでいる
イメージで
いつか強い風の中
繋いだ
弱々しい手と手
繋がった感情が
揺れた揺れた揺れた
仰いだ空
世界の中心に居るような
錯覚を感じながら
景色の鮮やかさを
刻み込む
イメージで
いつかの夢の中
繋いだ
弱々しい手と手
忘れかけの感情が
揺れた揺れた揺れた
この道はいつも通り
誰か隣にいるような
錯覚を感じながら
規則的な時間の中
絶えず進み続ける
イメージ
今歩き続けている
この道も
いずれ
懐かしくなるだろう
2004/06/22