詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
今日はたまたま運がなくてついてなかった
ただそれだけだったんだと笑い飛ばして
涙も風に流して別の道を探そうとポケットの奥にぐちゃぐちゃにしていつかしまった地図をまさぐりひらいてのばして
僕はここから一番近い夢までの道を目玉ころがしながら食い入るように見る
悲しみに泣き
喜びに笑い
なんて事はないシンプルかつ退屈な日々
それでもそれなりに幸せを感じれる
最初は住み心地悪かった世界
だけれどそのうち過ごす中で住めば都と言わんばかりの変貌ぶりに僕は自分でもおどろいた
目玉が飛び出すほどに
明日も頑張ろう
流した涙の数だけあるやさしさで傷ついた心を癒やす
まだ自分だけで
人を愛するには早すぎるから
昨日の涙をきれいさっぱり笑い飛ばしたらさあ歌いましょう
明日の自分にバトンを渡して もう迷わないくじけない
未来の自分に少し大げさな期待をいだいて 僕自身の投票箱に自分で票を入れまくって
自分にしかわからない悲しみ 痛み 苦しみから逃げずに立ち向かうから 見ててねマイ・ハニー
幻かと思うほど美しい夕暮れが重ねた傷をなでるようにそっと照らしてる
月も照らしてる
公園の砂場で遊ぶ子供も迎えが来てそれぞれ家に帰る
誰もいなくなった公園にひとり僕はブランコに座って見上げた空 なぜかわけもなくにじむ空
イヤだなあ
涙だよ
悲しいな
なぜかなあ せつない雰囲気の中さらにせつないカラスの鳴き声
きっと 涙流れるには何かの理由があるはずなのに
それをたやすく言葉にできるほど頭の回転がよろしくなくて
それどころか頭の歯車さびて動いてるかどうかも疑わしいんだ このごろ
今日はきっと
そうだきっと
運がなかった
そんな言葉でお片づけ終了
それもいいんじゃない
自分をなだめすかして涙今日は我慢せず思いきり泣くことにした
そして明日もまたこの場所で僕は…