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[143122] ツチノコ
詩人:ℒisa [投票][編集]

陰の中で暮していれば
闇を恐れずに済むけれど

反面砂埃程の光さえ恋しく
失うのが怖い

結局土に埋めてしまう
眩しさに耐えかねて

拘らないと言っていたシャンプーの香りは
私色に染まった
微かに残る柔軟剤の香りが憎かった
他の女の手の香りだ

あなたはちょうど掌に乗るくらい小さな光だった
陰の中で咲く小さな光だった

私も光ってた
赤く点滅するサイレンの様に

あなたはそれを見つけた
ちょうど掌で遊べるくらいの小さな光だった
初めはね

さぁ
傷が見えない様に
「明りを消して」

2009/05/06

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