詩人:花 | [投票][編集] |
言葉が消えた
話すのが面倒になった
怒るのが面倒になった
笑うのが悲しくなった
解って欲しいと伝えるのが悲しくなった
急に無口になったと周りは心配した
ほっといて欲しいとうざく感じた
けど 言葉にはだしていない
思考が働かない
どうでもいい 投げ遣りになる
美味しいと感じない
色が分からない
まるで人が行き交う交差点に
ひとり取り残されたみたいだ
何かが足りない
何かが足りない
総ての感情が欠落しだした
喜怒哀楽は
君だけに向けた全てだった
向い合わせに座ったテーブルで
笑いを寄せ
届かない気持ちに
怒りをぶつけ
欲しい言葉に
愛情を感じ
並んで歩く君に
ほころぶ笑顔を送った
君がいない
それだけで
君がいない
それだけで
何もかもが面倒になる