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[144615] 1300
「脳みその重さって
どれくらいか知ってる?」
「およそ1300グラム、
なんだって」
「あんたバカだから
そんなに重くないかな」
「でも、願いだから
どんなにバカで
頭の中が空っぽだって、」
「あたしを忘れないで。
忘れないで、いて」
「…忘れるわけないだろ」
ひとり、雨の中。
腕に抱えた白い花束。
冷えた墓石に
そっと、触れた。
「おれは、
今だってこんなに」
「なあ、」
1300グラム。
たったそれだけが
今も、
君を求める。
2009/06/11
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