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[147043] 空蝉
詩人:アマネ [投票][編集]

永遠の夢 叶わぬ熱に 恋い焦がれ
冷たく深い 底にて眠る
土の胎内 聴こえる鼓動 業の声
揺さぶり起こされ 痺れる手足
暑き夜の 隠れし月へと 身を捩り
割る躯にぞ 心残らん

夏待たず 鳴いた空蝉 風に揺れ
光求めて 土へと還らん



夢現 醒めるのならば 太陽に
近づく夢を 抱いて眠らん
羽根がもげ 堕つるは現 夢の世の
無き光とて 今は恋しや
亡き心とて 今は哀しや

2009/09/03

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