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[147181] #0082
詩人:旅人モドキ(左利き) [投票][編集]

山岳地にて 炎が立ちのぼっている
うだるほど蒸し暑い日だ
おれは食堂にたたずみ
たばこの煙をくゆらせている
おれ以外には誰ひとり
店員さえも姿はみえない
炎は まるで肉体を持ったかのように
立ちのぼっているんだ
いつの間にか西瓜のような朝陽が
窓際に浮かびあがる
おお そんな瞬間もあったな
うだるほど蒸し暑い 火だったんだ

2009/09/07

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