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[149146] 命の数だけロマンがある法則
詩人:巳年生まれ [投票][編集]


たまに、シラスには
タコが混入している

たまに、シラスには
イカが混入している

たまに、シラスには
エビが混入している

たまに、シラスには
カニが混入している

しかしたまに、シラスには
なんだかわからない生物が混入している

もしかしたら、ウニなのかも知れない
もしかしたら、ウニではないのかも知れない


薄味だ
さっぱりわからないや


一度だけ
クリオネが混入していた

意外とグロいんだぜ
意外とグロいんだぜ


今日もそんな『たまに』が見たくて
わくわく シラスのパック開けるよ

今日は何が 出てくるんだか
恐る恐る シラスのパック開けよう


しかしたまに、シラスではない
別の稚魚が混入している

もしかしたら …いやでも…
もしかしたら …スイミー…


薄味だ
何も思い当たらないや


こうなりゃ致し方ないよね
ぜんぶ私が食べてあげるよ

ザ・供養ってかんじだよね
ぜんぶ私が食べてあげるよ


…惜しむらくは

ロマンチックな出会いには
別れがつき物だということ


でも、だから

わかった風に 逆らうように
敢えてこう言ってみる

またいつか、どこかでお会いしましょう


シラスを食べながらに そんなことを考えてみる

そういうのも 薄味ながらにロマンだ

と 私は思いますよ


私はユカリを ふりかける派
私はユカリを ふりかける派

2009/10/29

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