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[15096] たった、一度きり
詩人:孤 花 [投票][編集]

十代の頃の様な

日々の中の鮮やかさなんか

もう無くなって


嬉しい事があっても

もう特別な事じゃないのかな

はずみで涙が出るほど

本気で喜ぶことなんて

なかなかね


青春だ〜と言って

皆で海に行ったり

してみても

その真似事のような気がして

どうしてもそんな気がしちゃって



悔しいのかな

羨ましいのかな

悔しいんだね

羨ましいんだね


自分自身

何が変わったという程に

自覚はないのに



だから

当たり前の

たった、一度きりを

いまさらながら

毎日に感じる

2004/07/23

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