詩人:山崎 登重雄 | [投票][編集] |
吐く息だけなら辛気臭いため息で
だから大きな深呼吸のフリで
大人なのに大人ぶってたらダメじゃんね
躊躇って強がって本当はガキんちょ
先人は水面に映る肉が欲しくて肉を失う
俺は夢中になりすぎて君を腐らせた
野良は野良らしくハナから食っちまえば
そういう話しだったような気もしてきた
冷たいオリに押し込まれて処分される時
誰だか判らないままダミーの味と香りで
偽者じゃ満たされないのに偽善と欺瞞と
安らげない安らぎに永遠に眠らされたら
吐く息だけなら辛気臭いただのため息で
だから出来るだけ大きな深呼吸のフリで