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[152065] 赤い果実
かじれば甘く
触れれば潤
あなたにどこまでも似つかない
気怠い嘘や
笑顔なんて常套句
無自覚で思わせぶり
ついでに振り回す
決してそんなことはしない
それの甘さだけを咀嚼
忘れたいはずを
ひたすら探る
酔っているうちに
知ってしまったんだ
何も変わらない
寧ろ一緒さ
想うことは甘いんだ
笑ってしまうほど甘いんだ
ふとまた
それを見つめる
あなたをどこまでも模した
熟れた赤
2010/01/09
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