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[153125] ハーフ&ハーフ
詩人:どるとる [投票][編集]


僕は世界基準で見ればまちがいなく幸せだろう
こうして
毎日
飯を欠くことなく三食 食えて
住む家もある
着るものにも困らない
そして家族もいる

そう絵に描いたような あたりまえな生活がここにあたりまえのようにある

だけれど、そんなあたりまえな幸せさえも燃え尽きてしまいそうなことがある
南米やら どこかの国では 毎日が戦乱
僕の場合は心の中が毎日戦乱
いつでも幸せという幸せを押しのけてまずいちばんに欲望がものをいう
あれが欲しい
これも欲しい
そんな尽きることのない欲望がのたうち回ってる
バタバタと干上がった川で陽にさらされあえぎ苦しむ魚のように今にも息絶えそうな欲望が僕を駄目にする

世界の基準などは
僕からすればくだらない
大事なのは本人が今を幸せか思うかどうかだ
決めるのはいつでも自分自身

だから毎日が戦乱の南米どこそかの国だって幸せだと思う何かがあれば幸せだし
毎日が平和でも生きてるのもイヤになると思うなら不幸せだろうし
於かれてる状況を取り除けば幸せなんてどこの国にもある

道端にひっそりと咲く小さな花のように
幸せなんてすぐそこにあたりまえのようにある存在で
気づくかどうかってだけだ
あってないようなものといってもいい
そこにある花を認めるかどうか どう思うか それだけ

ただそれだけで
人なんて
幸せになれる

そして時に曖昧な言葉で
『ある意味では幸せ
ある意味では不幸せ』
そんなあやふやな言い方で表現されるのなんてまれではないから
幸せだけなはずはないし
不幸せだけなはずもないから
いちばんそれが正直な気持ちかもしれない

だから僕は僕自身の今をそんな曖昧な言葉で言い表すよ

けっして幸せではないけれど
かといって不幸せでもない
幸せ半分 不幸せ半分のハーフ&ハーフな毎日だって僕は思うのさ

正直な気持ちを偽らないならば。

2010/02/08

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