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[156144] 君と僕の方程式
詩人:どるとる [投票][編集]


君と僕はどちらが
上とか下とかもなく
同じ立場にいるよ

君が泣いていれば
慰めるのは僕の役目
そして
僕が泣いていれば
励ますのは君の役目

そんなルールなんて
かったるいだけだ
ただ気が向いた時にだけ励ましたり慰めたりすればいい

それなのに君はいつでも僕の表情や仕草を見極めて
ほんの小さな表情のかげりのひとつさえ見落とさないで
この僕を慰めてくれるね

君と僕の方程式には
きっと答などなくて
ただ行き着く答は
いつでも愛なのさ

降り止まない雨も
泣き止まない空も
どちらがわるいとは言い難く 悪者扱いはできないから
僕らも泣いててもどちらが責めるとかできないんだよ

君と僕の方程式には
決まった掟はなくて
心が痛むから慰めたりする わざわざ助けてとは言わない

愛があれば
気持ちは伝わる
手と手を繋がなくても
伝わるぬくもり

束になって
輪になって
列をなして
踊りましょ
回りましょ
ふざけましょ

常識のまわりをくるくるくるくると

君と僕が決めた
暗黙の方程式で
これからも
この世界をこえて
荒波をこえて

僕らなりの答をゆっくり探してゆこう
計算できない答を探して ゆこうぜ。

2010/05/17

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